投資信託の手数料は?

投資信託のコストは高いです。そしてわかりにくい。しかし、要点さえ押さえてしまえばそれほど難しくもなく、ファンド間の比較もでき、そしてコスト削減につながります。

コストの削減は長い目で見て、パフォーマンスに大きな影響を与えます。資産運用においては、常にコストを低くおさえる姿勢が大切です。

投資信託にはいろいろな手数料がありますが、いちばん重要なものとして信託報酬という手数料があります。

信託報酬とは、そのファンドを保有している間中取られる手数料で、ファンドを運用している会社や信託銀行、販売会社の懐に入ります。

保有中かかるコストなので、販売手数料や解約手数料などといった売買時に一時的にかかるコストにくらべ、敏感になる必要があります。長期保有するのだから当然です。

保有が長期になればなるほど、このコストは成績に大きく影響します。複利のマジックがマイナスに働くと考えてください。

一時的な売買コスト(販売手数料や解約手数料のほか、信託財産留保金など)が多少高くても、保有コストである信託報酬が安いほうが長期的にはお得ということが多々あります。

保管手数料などの、目に見えにくいコストも重要です。これは運用報告書で確認するしかないのですが、過去の実績があるファンドは購入前にきちの確認しましょう。

これも保有中は継続してかかるコストであり、信託報酬と合わせて年間のランニングコストがどれくらいかかるのか、複数のファンド間で比較するべきでしょう。

エクセルなどの表計算ソフトを使えば簡単に計算できるので、何年間でどれだけのコスト差がつくのか、どこでパフォーマンスが逆転するのかなど、コスト比較はしっかりやりましょう。

NISA(ニーサ)のQ&A

2014年1月からはじまる少額投資非課税制度ことNISA(ニーサ)のQ&Aです。基礎から応用まで、税金の知識を身につけて株式投資や投資信託など資産運用に役立てましょう。