なぜ投資信託なの?

資産運用をはじめるときには、私は投資信託での運用をすすめます。初心者には投資信託が適していると思うからです。

なぜ投資信託がいいのか?それは、効果的な分散投資が可能だからです。資産運用の王道は分散投資であり、少数の銘柄にしぼった投資はリスクが高くなりがちです。

分散投資とは、複数の値動きの異なる資産へ投資することです。たとえば株式投資なら1つの銘柄ではなく20の銘柄、また国内の株式だけでなく外国の株式へも投資するのです。

株式だけでなく、ほかのアセットクラスへの投資も非常に有効です。たとえば株式と債券は値動きの相関が低く、組み合わせることにより資産全体の変動を抑えることができます。

分散投資は、期待リターンの変動を抑える効果があるのです。つまり、たとえば5%の利益を目指して、1年後に-30%になったり+40%になるのはリスクが高く、分散投資によって-15%から+25%の幅におさめることなどができるのです。

投資信託にはコストがわかりにくく、また高いというデメリットもあります。ただ、それはインデックスファンドやETFの利用である程度低く抑えることができます。

個別銘柄への投資で財を成した人間は多いですが、実際にそれを始めてみると想像以上に困難であることがわかるでしょう。それよりも、少ない知識で可能な投資信託がオススメです。

投資信託には分散投資ができるメリットのほかに、小額(10,000円)から始められるというやさしさもあります。低所得の場合でも、少しずつ運用にまわすことができるのです。

資産運用をはじめるときには、まずは投資信託の活用を考えるといいでしょう。もちろん、小額でリスクを抑えながらの開始がベターです。

NISA(ニーサ)のQ&A

2014年1月からはじまる少額投資非課税制度ことNISA(ニーサ)のQ&Aです。基礎から応用まで、税金の知識を身につけて株式投資や投資信託など資産運用に役立てましょう。