なぜ長期保有なの?

資産運用をはじめるときには投資信託がオススメですが、投資信託を活用した資産運用にはひとつ注意点というか、重要事項が付属しています。

それは、長期保有をするべきである、ということです。投資信託を買っても、基準価額(投資信託の価格)が上がったからとスグに売ってしまってはあまり意味がありません。

資産運用の極意は長期運用にあります。長期で資金を株式などで持つことにより、複利のマジックを体験することができます。

毎年10%増える場合は、10年後には元本が約2.6倍になります。10%というのは非常に高い目標ですが、5%なら十分に可能な数字であり、これを20年続ければ同じような結果が得られます。

いま手元に1,000万円があったとして、20年後には2,600万円になるのです。1年ごとに5%ずつ換金して使ってしまえば、元手は増えません。しかし、長期運用なら大きな結果の差が出るのです。

また、長期で持つほど、実際のリターンが資産の本来の期待リターンへと近づいていきます。つまり、結果のバラツキ(リスク)が低くなっていくのです。

コストも違います。短期的に何度も売買する場合はコストが高くなります。売買コストがかさむのであたりまえです。コストが上がると、その分利益を圧迫します。

このコストアップによる利益の目減りは、長い目で見ると相当のものです。しかし、長期保有ならコストの影響は激減します。

このように、長期保有こそ資産運用の基本であり、極意なのです。だからこそ、投資信託は長期保有が基本であり、それにより大きな資産への成長期待が持てるのです。

NISA(ニーサ)のQ&A

2014年1月からはじまる少額投資非課税制度ことNISA(ニーサ)のQ&Aです。基礎から応用まで、税金の知識を身につけて株式投資や投資信託など資産運用に役立てましょう。